長年のテレビ依存が、高齢になってから健康に影響を与える
ことをご存知ですか?テレビを見る時間が増えることで、
身体機能や認知能力の低下、さらには精神的な問題にも
つながることがわかっています。
しかし、80歳を超えても元気に生き抜くためには、テレビ
から離れることが大切です。本記事では、テレビ依存の
もたらす健康被害について、具体的な事例や注意点をご紹介します。
Contents
テレビのデメリットとは?
「テレビを捨てましょうよ」とか「体を壊さないために」とか、本
には身近な言葉が並びます。医師である和田先生の立場からも、テレビ
には数々の問題点が潜んでいると提唱されています。洗脳されたり、
誤った情報を入手したり、平均余命が短くなったり、死亡リスクが増加
したり、脳や心、体が蝕まれたり、筋力が低下したり、うつ病のリスク
が上がったりと、本当にたくさんのデメリットがあるのです。
テレビと死亡リスクの関係性とは?
テレビは家庭に最低1台ある「洗脳・殺人装置」とも言われています。
番組制作の裏事情を知らなければ、認知が歪み思考は停止し、見れば
見るほどうつ病や認知症、要介護状態のリスクが高まってしまうのです。
身近な存在であるテレビが健康に与える影響について、本書は詳しく
説明しています。テレビとの程よい付き合い方を身につけることで、
体を壊さずに健康に過ごすようにしましょう。
実は、テレビを捨てることで、私たちは健康的に長生きし、80歳の
壁を楽々と越えることができます。というのも、テレビを見ること
によって、死亡リスクが上がることが研究で示されています。
テレビを見るときには大抵座って動かないため、長時間座り続ける
ことが体に悪影響を与えます。特に高齢者は、テレビの前でずっと
座っていることによって筋力が衰え、その低下が悪影響をもたらす
ことがわかっています。だからこそ、テレビと賢く付き合う術を
身につけることが重要だと思います。
もちろん、比較的年齢の若い方であれば、テレビを見る時間は
少なくなっているかもしれませんが、70歳以上の高齢者は1日
あたり約6時間もテレビを視聴していることが明らかになっています。
ですので、私たちはテレビを恐ろしい装置だと認識し、テレビを
家庭に最低1台持つ必要があるのか考え直す必要があります。
テレビの悪影響とは
つまり、高齢者の方々はテレビをよく見る傾向にあり、そのため
特にテレビの悪影響を受けやすいと言えます。私たちの肌感覚でも、
若者よりも高齢者の方がテレビを見ているというイメージが
あります。
昭和の日本ではテレビが全盛期であり、その時代を経験している
現在の高齢者の方々は、テレビを見ることが当たり前になっており、
テレビの悪影響に気づいていない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この記事を通じて、テレビの恐ろしさをしっかりと認識して、
テレビを見る時間を少しでも減らしていただきたいと思います。
ここまでテレビの悪影響についてざっくりと解説してきましたが、
これからはもう少し深掘りして、テレビを見続けることで
どのような影響があるのかをお伝えしていきますね。
テレビの3つの大罪とは?
まず、1つ目のテレビの大罪は、健康格差の底辺に転落させること
です。著者は、「長生きしたければ、テレビは見るな」と言って
います。将来、日本は超高齢化社会になり、3人に1人が65歳以上
になると予想されています。この時、テレビにかじりついている
人は、健康格差社会の底辺に転落してしまうでしょう。健康格差
とは、お金持ち貧乏人や学力の格差以上に残酷な格差であり、
健康尺度にすると、生前の生活の質に大きく影響します。
例えば、65歳以上の世代では、歩ける人と歩けない人、自分一人
で生活できる人とできない人、好きなものが食べられる人と
病院食しか食べられない人、点滴でしか栄養を取れない人と
いった具合に、信じられないほど大きな健康格差が生まれます。
2つ目のテレビの大罪は、認知が歪み思考が停止し、ボケや老化が
急速に進むことです。長時間テレビを見続けることで、脳の活動
が低下し、認知機能が損なわれます。また、運動不足になり、
体力が低下するため、転倒や寝たきりになるリスクが高まります。
3つ目のテレビの大罪は、聴覚を破壊することです。大音量で
テレビを見続けることで、耳の聴力が低下してしまいます。
特に、年配の方は、聴力が低下するリスクが高いため、
注意が必要です。
以上が、紹介されたテレビの大罪についての説明です。テレビを
見る時間には、注意が必要であり、健康に良い習慣を心がける
ことが大切ですね。
テレビがもたらす健康格差とは?
格差というと、お金や収入の差が気になる人がいますが、実は
人生を左右するのに健康の差も大きく関わっているんです。
収入が少なくても、健康であれば幸せな人生を送ることができますし、
逆に収入が豊富でも健康が悪ければ、幸せな生活を送ることが
できません。
お金や収入の格差は、努力だけでは埋めることができない部分が
ありますが、健康格差は、努力や生き方によって、誰でも埋める
ことができるんです。
ただ、テレビという邪悪な洗脳装置が、健康格差を広げる要因に
なっていることが分かっています。テレビを見ている時間が長く
なると、座りすぎの影響で、下半身の血行が悪くなり、
エコノミークラス症候群という危険もあります。
そこで、テレビを見る時間を区切って、軽い運動やストレッチを
挟んだり、外に出て体を動かしたりすることが大切です。筋肉を
使わない生活を送ると、筋肉が衰え、要介護状態一歩手前の
フレイルに陥る恐れもあるので、注意しましょう。
フレイルの怖さとは?
「フレイル」とは、身体的機能や認知機能の低下が見られ、介護
が必要な一歩手前の状態を指します。テレビをずっと見続けて
いると、気づかぬうちに座りすぎてしまい、このフレイルに陥って
しまう恐れがあります。
そして、フレイルになってもさらにテレビを見続けていると、介護
が必要になってしまう可能性が非常に高くなると推測されています。
介護が必要な状態になると、もう取り返しのつかない状態です。
生活の質が大きく低下してしまうことを免れることはできませんが、
フレイルの段階ならば、努力次第で元の健康な状態に復帰すること
が可能です。
つまり、フレイルにならないためには、テレビを捨てる、あるいは
テレビとの上手な付き合い方を身につける必要があると言えます。
3000人を超える人々を対象とした銃の研究の包括的なレビューによると、
主に座りがちな生活を送っている人と比較して、より活動的な人は
アルツハイマー病を発症する可能性がはるかに低いと結論付けられ
ています。
つまり、テレビを封印してより活動的になることは、認知症を予防
してくれる素晴らしい効果があるわけです。だから、私たちはテレビ
を見る時間を減らすことで、健康で豊かな人生を送るための第一歩
を踏み出す必要があるんです。
まとめ
最後にまとめると、テレビに依存することが健康に悪影響を与える
ことが分かりました。しかし、テレビを完全に捨てることは難しい
かもしれません。
そこで、少しでもテレビに触れる時間を減らすことが大切です。例えば、
テレビを見ながらストレッチやエクササイズを行う、テレビを見ながら
読書をする、または友達や家族と過ごす時間を増やすことができます。
これらの方法で、テレビの健康リスクを減らしながら、楽しく健康的な
生活を送ることができます。80歳でも元気に生き抜くためには、テレビ
依存から脱却することが不可欠です。自分自身や周りの人々の健康の
ために、今日から行動を起こしてみてください。
なお、室内以外のエクササイズはウォーキングがおすすめです。
詳しくは、40代からウォーキングで意識すべき7つの健康管理
の記事に詳しく書いていますので、是非ご参照くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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