老いについて不安を感じる人は多いものです。年を取ると体力の
衰えや病気などが心配になります。しかし、メディアで報じられる
老いに関する情報を鵜呑みにすることが原因で、不安になっている
こともあるかもしれません。
老いというのは、すべての人にとって経験したことがないものであり、
不安を感じることは自然なことです。本記事では、不幸で不安な80代
と健で幸せな80代の違いについて解説していきます。老いについて
知りたいと思っている方は、参考にしてください。
老いの現状、高齢者の生活実態とは?
実は、メディアの情報には問題があるんです。それは、メディアが
伝える老いについての情報が、実際の高齢者の生活とはかけ離れている
ことが多いからです。
でも、私たちの専門家は違います。私たちは、これまでに6000人以上の
高齢者を診察し、老人ホームで高齢者の実態を見続けてきました。
そして、現実的な老いの現状を正しく伝えることが大切だと考えています。
例えば、最近のコロナ自粛による被害も、実際には高齢者に大きな影響を
与えました。家に閉じこもる生活は、足腰や認知機能の低下、免疫力の
低下を招くことが指摘されています。でも、高齢者たちは普段から、買い物
に行ったり、町内会の集まりに行ったり、美味しいものを食べたり、散歩に
出かけたりするなど、自然に体を動かす生活を送っています。だからこそ、
私たちの専門家が伝える情報を信じて、不安になることはありません。
歩かないことが高齢者の筋肉量低下につながる!
しかし、自粛生活では歩かなくなってしまうため、高齢者の身体は長期間に
わたって著しく衰えてしまうことがあります。特に、筋肉量の低下は高齢者
にとって致命的な問題とも言えます。
そのため、高齢者の臨床をしている医師であれば、誰でも知っていることです。
しかし、政府は専門家よりも肩書きだけは立派な人物を審議会の委員やブレーン
に任命し、高齢者の生活を制限して、衰えを加速させるような政策を取り
続けているように感じられます。
自粛と自由のジレンマ!
もはや未知の病原菌ではない、でもコロナになってもいいから外に出たい、旅行
に行きたい、そんな願いを持つ人もいる一方で、怖くて自粛をしたいという人も
います。
どちらの選択肢も尊重されるべきだと思います。特に高齢者はいつ元気を失うか
分かりません。美味しい食事や旅行、友人とのカラオケも、いつまで楽しめるか
わからないのです。自粛生活は体力の低下や筋力の衰えを引き起こすことがあり、
それが長く続けば自由な生活が送れなくなってしまうかもしれません。だからこそ、
元気なうちに楽しむ気持ちを大切にしてほしいと思います。
もはや、ゼロコロナを目指すのは現実的ではないと、思います。そして、同じ
ように完全にリスクを避けることもできないのが人生です。確かに、ア
ンチエイジングや老化を遅らせる方法もありますが、どんなに頑張っても、いつかは
体が衰えるものです。その時にどう生きるか、どのように向き合い、受け入れていく
かを考えることが大切ですよね。
不幸な80代と幸せな80代の違いとは?
高齢者には幸福な人生を送る人と不幸で不安な人がいる。周りを見てみると、いつも
怒っていたり、しょんぼりしている80代と、生き生きとしていて笑顔いっぱいの80代
がいることに気づきます。どちらが幸せな人生なのかは言うまでもないですが、皆さん
には健康で幸せな80代になってほしいです。では、不幸で不安な80代と健康で幸せな
80代とでは何が違うのか、その秘密に探っていきましょう!
おいてもボケても幸せに生きる秘訣とは?
人生を幸せに過ごす秘訣は、老いてもボケても前向きに生きること。幸せは主観的なも
ので、肩書きやプライドにとらわれず、自由に生きることが大切です。不幸で不安な
80代と、健康で幸せな80代の違いは、このポイントを抑えられているかどうか。
ポイントを守れていない人は不幸に、逆にしっかりと押さえられている人は幸せに
生きています。皆さんもゆっくりと一つずつこのポイントを抑えて、幸せな人生を
送っていきましょう。
年を取っても幸せに生きる秘訣は?
年を取っても幸せに生きる秘訣は、できないことに焦点を合わせるのではなく、
できることにフォーカスすること。老いが進んでも、人生が終わるわけではありません。
多くの人は老化に伴い、記憶力や集中力が落ちたり、動けなくなったりすることに不安を
感じますが、今できること、今あるものに注目することが大切です。弱ってきた脳や体でも、
どうやったら今を最大限楽しむことができるかを前向きに考えることが、幸せに生きる
秘訣です。
認知能力が低下しても、自分の今の状態に合わせてできることを見つけ、ポジティブに
生きていくことが大切です。不幸で不安な80代と健康で幸せな80代の違いは、このポイント
を抑えているかどうかです。一つずつ取り組んで、幸せな老後を過ごしましょう。
高齢者でも言葉の力は衰えず、むしろ伸びる!
人間は年を取ると、ついできなくなってきたことばかりに注目してしまいがちですが、そう
ではありません。まだまだできること、あれもできる、これもできると、今できていること
に注目して生きることが大切です。例えば、70代や80代になっても、会話をする能力や
難しい本を読んで理解する能力はそれほど落ちていません。
むしろ、活字離れが進む年代よりも、たくさんの本を読んでいるのは間違いありません。また、
語彙力のピークは67歳とされています。ですから、若い人に比べて高齢者の方が語彙力が豊富
であり、年をとっても言葉の力は老いるどころか、むしろ伸びると言えるんです。長年の蓄積で、
これまで圧倒的な活字量に触れてきたわけですから、これは不思議でも何でもありません。
そして、言葉の力というのは、皆さんご存知の通り非常に大きいものです。70代、80代になって
もこの能力がキープできるというのは、非常に素晴らしいことだと思います。
今や、人生100年時代です。長い人生を充実したものにするにはコツがあります。
年金不安はもう怖くない!人生100年時代のお金の増やし方の記事には、
老後を楽しくするために経済基盤を上手に築く方法をご紹介していますので、
是非ご参照くださいね。
まとめ
年を取ると、記憶力が衰えてしまうことがありますが、それでも、これまでの人生で得た知恵や
経験はいくつになっても衰えません。実際、その知恵や経験を活用することで、考える力は
いくつになっても伸びていくのです。
若い人に比べると、年を重ねた人たちは、これまでの圧倒的な知恵や経験があるため、人からの
相談事への返事が上手くなるとか、成長した孫の悩みを癒してあげることができるなど、うまく
やれることがいっぱいあります。また、今70歳の人ならば、60代を一度経験しているわけですから、
これから60代を初めて経験する40代や50代の方に、「60代はこうやって過ごせばいいんだよ」とか、
「60代でぜひこれだけはやっておきなさい」といったアドバイスをしてあげると、とても
喜ばれることでしょう。
コメント